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なぜ、日本で公務員が優遇されるか?人気があるのか?

今の日本では、民間に比べて待遇の恵まれた公務員になりたがる人が多い。

なぜ、公務員が恵まれているかと言えば、言ってしまえば身も蓋もないが、「親方日の丸」だからだろう。
言い換えれば、日本で一番長続きして安定し、アメリカを除けば一番高い精神的地位についている「宮家(天皇家)」がバックにいる組織だからだ。

アメリカ主導で行われてきた戦後日本の教育では、公務員は、国民に対する奉仕者であるという位置づけがなされ、その点、国民は公務員に対して威張れるのだ、公務員は下だという意識が表向きは根付いている。

ところが、よくよく社会の動きを、例えば民間業者に対する公務員による行政指導の実態とか、民間企業への「天下り」の実態とか見ると、実は、公務員は、戦前から引き続き「お上」「お役人様」「天皇陛下の直属の臣下」であるという強固な姿が浮かび上がる。

国民に対する奉仕者としての公務員というのは、アメリカが日本政府に対して一段上の影響力を持ち続けている間の仮の見せ掛けの姿であるというのが、本当の所なのではあるまいか。アメリカが退潮すれば、にわか作りのメッキははがれ、元の「お上」の姿が再び出てくるというわけだ。

そういう風に、超安定の恵まれた待遇、民間を支配する高い権威と権力、支配的身分といった公務員の性質が、元々時々の権威に長いものに巻かれろ的に従ってきた一般国民には、誰でも受けられる公務員試験に通れば、見かけはペコペコ国民に頭を下げている感じだが、実態は日本社会、国民を支配する立場の特権的な身分になれるんだという気持ちが芽生え、公務員の座を目指して高倍率の競争をするようになっているというのが実態だろう。

むろん、1990年代前半までのいわゆるバブル時代には、公務員は給与が安いからねというので、あまり人気が無かったのも事実だが、それだけ、国民の間に自分たちは経済的に十分豊かだし、今後もこの状態が続くだろう、だからそんなにセコい考えで安定的な地位は求めなくていいや、どんどん浪費しようという経済的な余裕というか、楽観的な雰囲気があったのが原因だろう。

それが、バブル崩壊及び周回遅れで経済発展のレースを走り始めた中国とかの台頭、追い上げにより、日本社会が経済的に余裕を失い、十分な雇用とかを保持しえなくなって、改めて、公務員の安定性と民間に比べて無競争で恵まれた待遇に国民の目が向くようになり、「いいなあ、公務員」というようになっているが現在の状況であろう。

むろん、公務員は、民間会社の人間のように、自分で自分の食い扶持を稼ぐ、利益を上げることを、何にも考えなくてよい。民間が上げた利益を税金として一方的に召し上げる形で吸い上げ、その税金を自分たちの好きなように、給与に変形させた後に各自消費することができるのである。公務員は、年金生活者ならぬ税金生活者である。利益を上げるために骨身を削る思いを何らしなくて良い、「稼ぐ」ことは考えず「使う」ことだけ考えていれば良い気楽な職業であるのは確かである。

そのため、公務員は、民間に比べて、金銭感覚がどうしても甘くなって、公務員の行う事業は、効率化とかが遅れたり、無駄な出費が多かったりして、日本経済の足を引っ張っていることが多い。国民もそのことに気づきながらも、「お上」のすることだからしょうがないとあきらめムードが漂っているように見える。

というか、国民自身、自分たちも、自分の子どもはぜひ公務員にして、親子共々おいしい思いをしようという魂胆が見え見えだ。妬み半分で公務員の引き起こす不祥事とかを断罪する人々の心の裏に潜む「本当は自分も公務員がいい」という隠れ公務員願望の存在に、「悪代官征伐するぞー」みたいに表面的にはいい恰好をして公務員を断罪している本人がもう少し自覚して自らの本心に目を向けるべきであろう。

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2008年03月31日 17:39に投稿されたエントリーのページです。

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