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小中高教育で日本的ムラ社会を教えるべきだ

現在の小学校から中学~高校の現代社会や政治経済とかの教科書、参考書を見てみると、戦後から現代に至るまで、日本社会が、欧米の社会制度や科学技術を取り入れて、急速に経済発展し、欧米先進国の仲間入りを果たし、現在もその一員として世界をリードしているのだ、みたいに書かれている。

これを見ると、あたかも日本の社会風土がすっかり欧米化し、伝統的ムラ社会は影を潜めたかのように傍目からは見える。

しかし、実際のところ、日本の小中高~大学の学校は、学齢毎に先輩後輩の上下関係の厳しい年功序列の社会であり、お揃いの制服着用や生徒の団体行動を一番に重んじる画一性重視の集団主義社会であり、重箱の隅をつつくような厳しい校則でがんじがらめにされた管理社会であり、・・・といった感じで、伝統的なムラ社会の雰囲気を強く持っている。

これは学校が教えている欧米流の教育内容と矛盾しているのであるが、その矛盾を指摘する人が教師を含めいないので、生徒は、自分たちがすっかり欧米先進国の一員なんだ、欧米的考えを体得したのだと考えてしまい、自分たちが無意識に従っている日本的ムラ社会の実像に気づくことができないでいる。


そうした生徒、学生たちが、学校を出て、会社や官庁に就職して働くと、そこは、欧米流の個人主義やオープンな自由競争の世界とは遠くかけ離れた、「ウチの会社」といった外に向かって閉じた感覚、家族的な相互一体感や協調性重視、年功序列といった、伝統的ムラ社会のただ中に放り出されることになる。そこで、学校で教えられてきた「欧米的日本」とのギャップを死ぬほど味わう羽目になるのだ。


個人的には、自分たちの所属する日本的ムラ社会の特徴、実態を、生徒たちが学校にいる間気づけない、把握できないのははまずいのではないかと思う。何らかの時間を割いて、日本的ムラ社会の実像、特徴をその長所、短所を含めて生徒に教えるべきだし、社会の教科書にも書くべきだし、入学試験にも出すべきだ。

さらに、日本的ムラ社会が、稲作農耕に主に従事する他の世界の社会(中国、韓国、東南アジア)と共通点を持っていることで、日本は東アジアの一員であるという位置づけをちゃんと教えるべきだ。

また、日本的ムラ社会が、表面的には男が威張っているが、実際はお母さんの力が社会の中で一番強い、母性社会、女社会であることも教えるべきだと思う。日本的ムラ社会を、女性解放の最先端として捉える視点を生徒たちに与えるべきだ。

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2008年04月27日 00:11に投稿されたエントリーのページです。

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