普通、日本においては、経済活動において、何事も通貨の円を基準にして物事を考えるようになっている。
例えば、○月○日の金地金の価格は1g3210円で、昨日(3250円)より40円下がったので損したとか言う。
あるいは、○月○日のユーロの為替レートは1ユーロ160円で、昨日(157円)より3円も円安になったとか言う。
経済的な損得を、全て円を基準に考える癖が付いているのである。
しかし、本来、何を通貨の指標と見るかについては、個人の自由なのではないだろうか。全ての日本人が円を基準とすることを強制されるいわれはないと思う。日本人も別に円ばかり基準とするのでなく、金地金とかユーロとかを基準として、個人的に金本位制で物事を考えたり、あるいはユーロ本位制で考えたりとか自由に自分の基準通貨、商品を選べるようにすべきだ。
円ばかりにしばられず、自分自身がこれぞ基準だと思う通貨や商品の指標で、世界の経済活動をウォッチして、損得を判断すべきではないだろうか。
これは、国際情勢の物の見方を、いつものように日本中心にばかり見るのではなく、他の視点から見ましょう、そうすることで違う物の見方ができるようになりませんかということである。
最初の例で言えば、
個人的金本位制なら
○月○日の価格は、1円につき0.311mgで、昨日(1円につき0.307mg)に比べて0.004mg分の円高
といった、金地金を基準に見る感じになるのであろうか。
あるいは、個人的ユーロ本位制なら
○月○日のユーロの為替レートは1円0.00625ユーロで、昨日(1円0.00636ユーロ)より0.00011ユーロ分円の価値が下がった
といった、ユーロを基準に見る感じになるのであろうか。