日本社会においては、
1)常にその時々の周囲の流行、大勢に従おう、合わせようとして、大きな集団を作って、絶えずあっちにふらふら、こっちにふらふら移動して、行方が定まらないタイプの人たち=メジャー指向の流行追従移動根無し集団
2)自分の根付く、定着する、飛び込む「ウチ」はここだ、と定点を定めて、そこに根付き、例え、どんなに流行らなくても、その場所を死守して、やがてそこに陽が当たる日がやってくるのを待つタイプの人たち=マイナー許容の定点根付き集団
の2通りがある。
1)の根無し集団では、物事の評価基準は「皆が○○しているから」であり、物事の善し悪し、優劣を、皆が使っている、やっている、多数か、マイナーかで判断する。携帯電話の文字入力方式で言えば、「お」の文字を入れるのに「あ」ボタンの5回押しが必要なマルチタップ方式を、例えどんなに入力が遅くて不便であろうと、皆が使っているから、というだけで支持し、文字入力効率で勝る「ニコタッチ」方式を、使っている人が少ないというだけで無視するというのが、この集団である。
2)の根付き集団では、物事の評価基準は「自分のこだわり」であり、物事の善し悪し、優劣を、自分が気に入っているかどうかで判断する。気に入れば、例えマイナーでも問題ないとする。携帯電話の文字入力方式で言えば、入力効率はよいが、知名度の点で圧倒的に劣る「ニコタッチ」方式にこだわるというのが、この集団である。
根付きについては、
A)既に開拓済の、前例やしきたりが存在し、先生、師匠役の先達たちが威張っているところに、自分を入門者として新たに加えてもらう場合と、
B)自らベンチャーで新規開拓する場合
との2通りがある訳であるが、女性の影響力が強く安全第一で、冒険、危険を嫌いがちな日本の人たちは、A)の開拓済みの方に根付こうとするのが一般的である。既に開拓、開発済の技法を師匠、先生に教えてもらおう、習おうとするものであり、いわゆる「学習指向」である。