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同格同士のライバル視と対案提示合戦

日本の組織は、官庁であれ、会社であれ、学校であれ、互いに同格同士ライバル視し合い、同格同士の相手、ライバルの決めた仕様を、自分のところで決して採用せず、別の対案を作ろうと必死になってエネルギーを注ごうとする傾向があるのではないだろうか?同格の相手に合わせたら負けみたいな雰囲気が漂っている。

同格同士、互いにけん制して、自分のところの案が他方に吸収合併されて消滅しないように、自分のところの案の存亡を賭けて、相互に妨害しあうのである。その結果、施策、仕様が各社ごとにバラバラになって統合されないことが起きる。

例えば、同格の総務省と経済産業省とで、一方が何か施策を発表すると、他方がそれをかたくなに取り入れず、別の、その省庁独自の対案を出すため、施策にダブりが生じて、不経済なことになっている。

あるいは、同じ業種のメーカー同士で、製品の仕様を共通化、規格化した方が、コストダウンや市場の拡大とかで好都合そうなのに、なぜか、他の自分と同格のメーカーの製品仕様を決して取り入れようとせず、自社独自の仕様にこだわる行動が頻繁に見られる。例えば、1980~90年代のパソコンで、同格のNECと富士通が互いに別々の仕様のパソコン販売にこだわり、互いに相手の仕様を拒否して取り入れなかった動きがこれに当たる。

政党でも、同格の自民党と民主党が、ほとんど同じような政策を互いに提案し合い、互いに潰し合っている。

こうした同格同士の相互の相手提案拒絶と対案提示合戦を止めるのは、彼らより更に1ランク上の「お上」の仲裁以外に存在しない。その点、日本社会のトップは、複数の同格がいるのでは駄目で、他より1ランク上位に抜き出た単独の別格上位者の存在が必須である。

そこら辺の事情をうまくまとめた欧米を初めとする海外勢に、いつのまにか国際標準仕様を提案され、おいしい所を持って行かれてしまうことも頻繁に起きているようである。1990年代のパソコンについて言えばIBMによるDOS/V規格の市場席捲と国内各社独自仕様のPC9801、FMRシリーズの消滅とかがそれである。

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2009年06月06日 05:49に投稿されたエントリーのページです。

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