ウェット、液体的な日本社会で自分のことをドライ、気体的であると認識する人には3種類あるように思われる。
1つめは、本当は、ウェット、液体的な日本的集団に正規で入社したいのだけれど、入れて貰えない非正規社員、職員の人たちである。
集団に門前払いされて入れて貰えず、一人孤立して疎外感を味わっている人たちとか、所属している/していた集団から落ちこぼれたり脱落して一人ぼっちになった人たちが、自分のことをドライで気体分子のような境遇に置かれていると感じて、ドライ、気体の方を選んでいると考えられる。ウェットな社会では、疎外感の強さが、ドライ、気体性と関連があると考えられる。この1つめは、「疎外感」タイプと呼べる。
2つめは、本当の自分はウェット、液体的かもしれないんだけれど、ドライ、気体の方が何となく先進的で格好いいので、見栄を張る形で無意識のうちにドライ、気体を選択するというものである。この2つめは「格好付け」タイプと呼べる。
3つめは、ウェットで液体的な社会や集団の中で周囲への同調の強制、行動の制限を受けていて、自由が無い、自分が自立していないというか、絶えず互いに足を引っ張り合う囚われの存在であると自分のことを実感して、個人が自立していて自由なドライで気体タイプがうらやましく、憧れる。
そのため、何をするにも独自の自己主張が必要で、行動の結果について厳しく自己責任が問われ、自分のことは自分で何でも助けないといけないといったドライ、気体タイプの負の側面には目をつぶり、無意識の願望のうちにドライな方が自分に合っている、ひいては自分はドライだと思いこむのである。この3つめは、「囚人」タイプと呼べる。
この囚人タイプについては、例えば匿名掲示板の利用者のように、ネット上で現実社会のしがらみから自由になることを望む人たちが含まれる。
以上の3種類のうち、「疎外感」タイプは、ドライ、気体的なのを好ましく思っていないのに対して、「格好付け」「囚人」タイプは、好ましく思っている、という区分けがある。
この3類型を、性格診断テストで区別できればと思っている。