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日本=姑社会、姑支配社会、および、日本人の姑根性

日本社会で一番力が強いのは、表面に出て威張っている男性ではなく、その母親の姑である。
姑は、息子との間で、強力な母子一体、癒着状態を作り出し、その中で、親→子供の支配従属関係を利用して、息子を精神的に支配するのである。
姑は、普段は、表に出ずに奥に収まって「いつも息子がお世話になっております」みたいに頭を下げて言っているので、家庭で強権を振るっている実態が、なかなか表に出にくいのである。

日本社会全体が、姑の価値観、姑根性に染まっていて、重箱の隅をつつくようなやり方で、社会の中で嫁相当の立場にある弱者をチクチク陰険にいじめているのである。

姑根性は、
「上位者である姑には、精神的に絶対服従、言挙げは一切許さない」
「細かい所まで隅々まで監視の目を行き届かせ、箸の上げ下げにまで口うるさくヒステリックに文句を言う」
「自分の気が済むまで、ひたすらペラペラ相手に一方的に説教しまくり、話している最中に、次から次へと新たな説教の種を連想して思い出しては説教を続けることで、相手を心理的に窒息させ、逃げ場がないところまで徹底的に追い込む」
「既存の家風(とか社風)、しきたりへの一方的な帰依を相手に求め、新たな変革の試みをことごとく前例に反するとして、握りつぶす」
といった特徴を持つ、相手を支配する際に姑が見せる態度である。

これが、日本人の、特に弱者に対する態度の基盤になっているように思われる。先輩の後輩に対する態度とかが、この姑根性の典型である。

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コメント (2)

北の池:

こんにちわ。HPの男性解放論の方からきました。
力作で素晴らしい論文だと思います。特に日本社会を
説明するうえで本当に的を得た指摘であると思います。

これらの文章は是非世に出すべきだと思います。
ホームページというのは確かに多くの人にみてもらえますが
いつか何かのきっかけでなくなったりまた埋もれてしまったりします。

そうなってしまったら非常に日本社会において大きな損失になります。

図々しいお願いですがこの研究を是非自費出版で書籍化
してもらえないでしょうか。

自費出版というと何百万円かかるようなイメージがありますが最近見つけた自費出版ドットコムというサイトでは
http://www.otegarushuppan.com/
約30~40万で(ページ数にもよりますが)出版することができます。見積もりもできます。

amazonにも置くことができるようなので
本屋で売れなくてもこの分野に関心がある人が手にとること
ができます・・。


本当に図々しいお願いになってしまいましたが、
まじでもったいないと思います。本音をいうと
自分の研究に使いたいんですがHPだとなかなか参考文献に
使えないんです(本とか論文じゃないと)。

お願いします(><)

iot:

北の池さま

返信遅れて申し訳ございません。
ご意見、ご声援ありがとうございます。とても励みになります。

書籍化のお話ですが、将来的にはぜひ実現させたいと、当方も思っております。ただし現状では、出版のための資金的な余裕が残念ながらございません。

とりあえず、実現のための予備段階として、サイトの全内容をPDFの電子文書の形に一本化して、書籍のように読めるようにするドキュメント試作を行いました。以下のリンクから行けます。

ただし、ファイルサイズが4MBと巨大になってしまいました。操作が重たくて申し訳ございません。


http://whitepin1.s306.xrea.com/danseikaihou1/danseikaihou1.pdf

PDF文書の中身は、適宜バージョンアップする予定です。

このPDF文書への読者の皆様の反応を見た上で、次の紙ベースの書籍化、出版に進みたいと考えております。

以上、今後ともよろしくお願いいたします。

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2008年12月09日 19:49に投稿されたエントリーのページです。

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